東弁協叢書
第17弾 イメージ
田中たなか伸一郎しんいちろう(二弁)
書籍出版事業プロジェクトチーム委員
相良さがら由里子ゆりこ(二弁)

本書は、知的財産権の1つである商標権(不正競争防止法の営業標識に関する規定を含む)にスポットを当てた書籍です。東京都弁護士協同組合の叢書では、かねてよりこの分野の書籍を作りたいと考えており、今回の出版となりました。
商標権は、すべての会社にとって最も大切な「信用」に直結する重要なものです。必然的に、弁護士にとっても企業から相談されることの多い、身近な内容であるといえます。
本書は商標権を含む知的財産権の問題を数多く取り扱っている法律事務所が監修しました。知的財産権のエキスパートである複数の弁護士・弁理士が執筆を行い、多くの事例から浮き彫りになってきた問題点などを踏まえ、商標法律相談の入門書として使いやすいようまとめてあります。
若手弁護士はもちろん、これまで知的財産権を取り扱ったことのない中堅以降の弁護士にも活用いただき、業務の幅を広げていただければと思います。
知的財産権は話題性も高く、専門書も多数出版されています。そんな中、本書の最大の特長は、実用性に主眼を置き、Q&A形式で、商品開発からプロモーションまで、実務の流れに沿ってまとめた点です。
例えば、特許の出願手続は弁理士が最初に関わるケースが多いのですが、商標の相談の場合は弁護士が関わる場合もあると思います。本書執筆者の約半数は弁理士の資格を所持しており、出願時における弁理士目線での実務も紹介しています。商品のブランド保護やビジネス戦略を考え、適切な範囲で適切な商標を出願するための具体的な手順を知ることにより、弁護士が相談を受けた際にも適切に対応できるよう解説しています。
さらに、「出願した商標が拒絶された」「商標権侵害の警告を受けた」「自社の商標権を侵害された」など、商標権関連のトラブルへの対処方法など様々な状況ごとに出てくる疑問をできる限り網羅しています。
本書の内容を理解することで、商品企画の段階から商標について戦略的にアドバイスするなど、新しい仕事の展開につながれば幸いです。

東京都弁護士協同組合事務局
〒100-0013東京都千代田区霞が関1-1-3 弁護士会館14階 TEL:03-3581-1218 FAX:03-3581-1373

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